保健室の狼君
「俺が話してるときに割り込むなと何回いったらいいんだよ、守。」
「ごめんなさぁい。」

そういいつつも守君は
少しも反省しているように見えなかった。

そんなところも可愛いと思ってしまう自分は
やっぱりバカなのかもしれない。

「俺は木村涼介だ。知ってるだろう?」
「いえ知りません。」

即答してしまった。
するとその木村はかなりしょっくといった顔をした。
似合わないな。

そう思い、少しだけ笑ってしまった。

「笑うとは失礼だな。」

そういうともっと笑ってしまいそうになる。
だけど、そこをぐっとこらえて話の続きを聞いた。

「俺は木村グループの息子だが、知らないか?」

まったく知らん。
そんな顔をしてしまった。

木村グループは知らないけど、
顔はこの人もやっぱりイケメンだった。

身長はそこそこだけど、
なんか俺様系って顔してる。

でもなんだか顔にでやすい人のようだ。
面白い人かもしれない。

私はそう思った。
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