俺の妹~エンジェル~

二人の壁

朝、凉のほうが

理子より先に起きていた。

朝ごはんの仕度をしている。


「お、おはよう・・・。」


「お、起きたか?

 もうすぐできるから

 先、仕度しろ?」


何事もなかったかのように

話す凉。

理子は黙って仕度をした。


二人での朝食。


理子は凉と

目を合わせられずにいた。


でも凉は

理子に話しかける。

普通の会話。

理子はうなずくだけ・・・。
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