俺の妹~エンジェル~
理子と翼は

相変わらず

夜に理子の家に

行く程度の中・・・。


でも、カナエが

毎日呼んでくれるため

二人は毎日会えるようになっていた。


でも、凉の監視は

相変わらず厳しい・・・。


そんなある日

みんなで食事をしているとき

翼の調子が悪いことに

理子は気付いた。


「翼君・・?

 なんか元気ないけど

 大丈夫?」


「ん・・たいした事ないと

 思うけど・・

 のどが変な気がして・・。」


「調子悪いのに来るなよ!」


「すみません・・・。」


「また、そんないいかたして!

 お兄ちゃんには

 優しさってものがないの?」


「うるさい!

 ここにはまだ産まれてないけど

 もう一人いるんだ!

 移ったら困るだろ!

 お前ももう少し考えろよ!」


凉は席を立ち

自分の薬を渡した。
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