白いジャージ8~先生と熱い想い~






「ベッドでごろごろしたいな、俺」





「いいよ。マッサージしてあげようか?」






今日は、甘え放題。




かっこいい俺じゃなくていい。



直は、どんな俺でも受け入れてくれる。






「直、俺・・・・・・頑張れるかな?いじめ、なくなるかな?」




「大丈夫だよ。先生なら、大丈夫。自信持って」






不安な心を、直が優しく両手で包み込んでくれるようだった。





頭を撫でられた。





「先生の言葉は魔法の言葉だから。ちゃんと伝わる。絶対」






直にそう言われると、本当にそう思える。





直の言葉が、魔法の言葉なんだよ。



なぁ、直。



いつもいつも、本当にありがとな。









その夜、直が俺に手紙をくれた。





恥ずかしいから明日学校で読んでと言われてしまった。




早く読みたかったけど、我慢して、スーツのポケットへ入れた。







~先生目線END~





< 134 / 374 >

この作品をシェア

pagetop