白いジャージ8~先生と熱い想い~






「俺達、家買おうと思ってんだよ。だから、お隣さんなんてもうどうでも良いんだよ」





先生は、そう言ってからコーヒーを飲んだ。



ちょっと目を閉じたその表情がとても好きだと思った。





「え~!!!まじで?いいないいな。俺も欲しいな」





たっくんは、興奮気味にそう言った。





「ちゃんと貯金してんのかぁ?しっかり計画立てろよ」




「は~い。これから頑張ります」





たっくんとゆかりも、いつか家を建てたいと言っていた。



これから楽しいことがたくさん待ってるね。







「な~、先生。先生って避妊してんの?」




いきなりそんな話をされて、先生は食べかけたお菓子を吹き出しそうになっていた。




「ちょっと、たっくん!!何聞いてんの?」




ゆかりはたっくんの膝を叩く。




「ま、大事なことだけど。俺達、ラブラブだからさぁ~、毎晩毎晩だから」






先生はそんな冗談を言ったけど、たっくんとゆかりは冗談だとは思わずに本気にしていた。





「え~~~~!超ラブラブじゃん!さすが先生だな」




「嘘だよっ!!毎晩したい気持ちはあるけどさ」






冗談でも嬉しかった。




毎晩したい、なんて・・・・・・






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