白いジャージ8~先生と熱い想い~





「先生、卓弥達準備できたそうです」



背後から隆介が声をかけた。



俺は、控室代わりの荷物置き場で、濃い目のカクテルを飲んでいた。




「お、そうか。わかった」




俺は残りのカクテルを飲み干し、深呼吸をした。




最近ずっとアイツらのことばっかり思い出してしまう。




親心だよ、本当に。


ボロボロになったたっくんの姿を思い出すと、泣けてくる。





よくここまで頑張ったなって、抱きしめたくなる。




恥ずかしいからしないけど。





< 80 / 374 >

この作品をシェア

pagetop