禁断ノ遊ビ


ススッと袖をたくし上げ、線をなぞるかのように触れる。ゆるりと二の腕に向かってくる。


「ひ、ひ、柊様っ、じょ、冗談ですよね?」


仕切りにぶつかる口内の歯のせいで喋りにくいのを堪えて声を押し出した。


「んーーん。最近流行ってるんでしょ?見つかったら鬼にならないで罰ゲームってやつ」

「で、でも……っ」


流行っている。確かに流行っている。近所の幼い子供達が舌足らずに『罰ゲーム』と言っていた。

けれど、じゃれあう程度の罰で腕を……なんて事は……。


「ほっそい腕」


声にハッとすればついに柊様の腕は肩口に到達していた。

冷たい。怖い。嫌だ。


「や、だ……いや……や」

「この屋敷でのルールは薺。腕、貰うね?」

「いっ……やぁぁぁぁぁぁぁぁ!」




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