IMITATION LOVELESS -Remember-
【どんな貴方達でも…、決して、嫌いになったりはしない…―。】
憐は優夜と刹那の部屋で、ぬいぐるみを抱き締めながら窓の外を見つめていた。
憐の腕の中に収まっているのは、刹那がくれたあの ぬいぐるみだった。
先ほど真っ白な梟と真っ黒な梟が和紙の袋に入れて運んできたのだ。
この雨の中、梟たちはびしょ濡れにも関わらず ぬいぐるみは一切濡れていなかった。
「……優夜…、刹那…」
憐はぬいぐるみをきつく抱き締めながらロケットを開く。
「……貴方達と過ごした鮮やかな季節をもう一度…知りたい」