IMITATION LOVELESS -Remember-
「憐……」
「蜩から…離れろ…」
憐はぬいぐるみを抱えたまま首をかしげたが、二人の言う通り ベッドから降りようとした。
しかし、蜩が憐の腕を掴む。
そして 抱き寄せた。
黒猫のぬいぐるみが床に落ちた。
「………蜩?」
「蜩!!」
「憐から離れろ!!」
優夜と刹那は怒りを露にした顔で銃を構える。
そして、蜩目掛けて発砲した。
―パンッ、
「っ…」
蜩の右頬をかすった玉は窓硝子を割る。
「っ…、優夜、刹那………」
蜩は割れた窓から外に出ていってしまった。
「「憐…!!」」