IMITATION LOVELESS -Remember-
【お願い…僕の手を
離さないで…?
光は幻のように、
消えていく…―。】
憐はベッドの上で雨が降る、窓の外を眺めていた。
両隣には愛しい優夜と刹那。
ベッドサイドには大きめの篭が用意され、純白の梟と漆黒の梟が眠っている。
「……谺、魑」
憐が名前を囁くと二羽の梟が動き出した。
音もなく羽を広げ 部屋の中を飛び回る。
憐が手を伸ばすとその手にじゃれついてくる。
「ありがとう 二人とも…」
《言ったでしょ~?》
《逃げた先でも、俺達が
アンタを守るって…》
梟が周りを忙しなく見回しながら首を捻る。
遂には首が185゚くらい 回転した。