IMITATION LOVELESS -Remember-
「憐 朝食はスコーンがいい? クロワッサンがいい?」
「え…」
優夜が紅茶を淹れながら振り返る。
甘いミルクティーの香りが部屋に充満した。
「クロ…」
《《クロワッサン!!》》
憐が答えるより早く、梟が声をあげた。
目を見開く優夜は瞬きを繰り返している。
なんで 梟が?
という目だ。
「クス…、谺、魑 元の姿に戻ったら?」
《はぁ~い》
《はいはい》
二羽の梟が憐の肩に止まる。
一瞬で 梟が双子の姉弟へと変貌した。
「久々に~」
「人になりました」