IMITATION LOVELESS -Remember-
優夜と刹那は憐の笑顔を見つめながら微笑んだ。
そして、心の底から愛しさを感じた憐の頬に口付けをする。
「…【見覚えがある、君のその、儚げな笑顔…】」
刹那が囁いた。
優夜は憐を抱き締めたまま首を傾げた。
しかし 何かに気づいたように俯きながら呟いた。
「【…忘れてはいけない何かを、わすれてる…】」
優夜と刹那の言葉に憐は儚げに微笑み返した。
「【僕は貴方達を覚えてるよ…?】」
憐の儚すぎる笑顔に二人は頬を赤く染める。
視線を泳がせ、恥ずかしそうに笑っていた。