甘い秘密をそっと教えて?
もしかして。
もしかしなくても。
彼女は本気だ。
いくら支店長にその気がなかったとしても。
こんな現場を見ただけで異常に焦ってイラついて、
冷静な対応ができないとか。
アタシはオトナの女じゃない。
でも。
彼女は。
アタシがオトナになる以前から彼女はオトナだ。
だからいますぐ。
いますぐオトナになりたい。
でもそんなの無理。
無茶な話だ。
「どうしたんだ?
来るなら声かけてくれたら迎えに行ったのに」
彼は立ち上がり、
アタシの傍へとやってくる。