龍とわたしと裏庭で①【加筆改訂版】

しばらくして戻ってきた圭吾さんが、わたしの後ろから肩に両手を置いた。


「用事終わりました?」


「うん。みんなの用事も終わったようだね。全員車で送るよ」


友達が歓声をあげた。


全員は乗れないんじゃないの?
 
と思ったら、駐車場には七人乗りのボックスカー。


あれ?


さっき、みんなが言っていた不思議な話が頭をよぎった。


「さっきの電話で滝田さんとこの娘さんにきいたんだよ」

圭吾さんがわたしの耳元でささやいて、ウィンクした。


なあんだ


圭吾さんは、ぐるっと遠回りドライブして友達を送り届けた。


車に気づいてお母さんが挨拶に出て来たところもあった。


そういやぁわたしの事を羽竜のお嫁さん候補と思っている人もいるんだよなぁ

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