美男と珍獣
服装完璧!髪形完璧!
あとは、登校するだけっ!
今日は、入学式前の
オリエンテーションの日!
なにするのかは聞いてないけど 。
あたし、雪乃城財閥の娘
雪乃城春芽は 完璧に準備して
朝のティータイム中。
『憧れの女子高かぁ…』
高鳴る胸を抑えながら
カップの紅茶を飲み干した
『っていうか、波風 遅いなぁ…』
忠実な若手執事の 波風を
待ちきれないあたしは、
ズカズカと隣の部屋である
執事室へ入っていく。
『ちょっとー、波風 ?
なにブツブツ言ってるの?』
波風は、誰もいない部屋
1人でにこにこと独り言を言っている
コワッ!!!!!!!!!!!!!!
『失礼いたしました。
では、出発いたしましょうか。 』
波風の運転する車で
学園まで送ってもらった。