美男と珍獣







服装完璧!髪形完璧!
あとは、登校するだけっ!


今日は、入学式前の
オリエンテーションの日!
なにするのかは聞いてないけど 。


あたし、雪乃城財閥の娘
雪乃城春芽は 完璧に準備して
朝のティータイム中。



『憧れの女子高かぁ…』


高鳴る胸を抑えながら
カップの紅茶を飲み干した

『っていうか、波風 遅いなぁ…』


忠実な若手執事の 波風を
待ちきれないあたしは、
ズカズカと隣の部屋である
執事室へ入っていく。



『ちょっとー、波風 ?
なにブツブツ言ってるの?』



波風は、誰もいない部屋
1人でにこにこと独り言を言っている



コワッ!!!!!!!!!!!!!!



『失礼いたしました。
では、出発いたしましょうか。 』


波風の運転する車で
学園まで送ってもらった。




< 5 / 28 >

この作品をシェア

pagetop