24時間プロデュース【完】
でも、
「ごめん。すぐに会いに来れなくて。
俺も、ずっといちるに逢いたかった」
「っ」
今はもうその言葉だけで。
架の姿をもう一度見れただけで充分だった。
「…もう身体は大丈夫なの?」
「御蔭様で。かなり大掛かりな手術だったから
成功した後もちょっと色々後遺症が残っちゃって。
病院も転々と移って、リハビリ漬けの毎日とか送ってたら四年も経っちゃった」
「…何それ、笑えない」
「はは、でも今日で完全に退院出来たんだ」
「え、それ本当!?」
「本当。長かった様で早かったよ」
「…良かった」
ほっ、と息を吐く。
やっとここ数年胸に痞えていた胸の鉛が
すうっと取れた感じがした。
「それって再発の可能性とかあるの?」