ダイヤモンドダストプレーン
少女は夢から覚める。

「はぁ、はぁ、はぁ…」

少女の顔色が悪い。そうだろう。あんな忌々しい夢を見たのだ。

「大丈夫かい?随分うなされていたみたいだけど?」
風流が少女に尋ねる。

「ごめんなさい…変な夢を見たの。」

少女は風流を見つめる。

「?……あぁ僕かい?僕は風流陽頼。ここの住人だよ。君は?」

「ごめんなさい。私は自分が誰だか分からないの。」
少女が申し訳なさそうに答える。
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