白緑蝶"ever since【続】
一人で歩こうとするソラに
テオさんは言う。

「だめだよ
 
 このまま僕が、君の部屋に
 連れて行くよ、いいね?」

「ああ、頼む」

テオに支えられて千鳥足で
歩く、ソラ。

「ユラ、お願い
 ドア開けてくれる?」

「あっ、うん」

ソラの部屋のドアを開けると
テオさんは、ソラの足に躓き
ソラと共に昨夜から敷かれた
ままの布団の上へと倒れこむ。

「痛いな、ソラ」

「悪りぃ、悪りぃ」

「ソラ、大丈夫?」

「ああ、だいじょうぶだ」

置きあがろうとする、ソラに
布団をかけるテオさん。

「ソラ、今夜は、もう
 このまま眠ったほうがいい」
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