白緑蝶"ever since【続】
貴方は、サングラスを外すと
私の両頬に手を翳した。

頬にあたる、サングラス。

私の唇に貴方の唇が触れた。

私は、顔を逸らすこと
キスから逃げることできない。

離れる唇

「はあ」

息を大きく吸う私。

「誰におまえとの関係を
 知られたって構わない

 何なら今ここで
 叫んだっていい

 俺、カギタ二・・・」

ソラの大きな声、かき消す
私の声。

「ダメダメダメーーー」

ソラの唇を塞ぐ、私の手。
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