白緑蝶"ever since【続】
私は、その場に呆然と
立ち尽くして声をかけず
二人を見てる。

「貴方の中には、私への
 情けの気持ちが一生残る」

卯月さんはソラの髪
襟足の長い部分に触れる。

「ソラ・・・

 私のこと、好きでなくていい
 愛してくれなくてもいい

 私は、ずっとあなたが好き」

卯月の指に、輝く指輪。

「その指輪
 いつまで付けてる?」

卯月は、指輪をソラに見せた。

「この指輪は
 ソラ、貴方からの贈り物

 一番、大切な指輪

 愛し合った証は
 一生、この指で輝き残る」

指輪・・・

ソラが卯月さんに贈った?

その指輪の存在は、私を
こんなにも悲しい気持ちに
させる。
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