白緑蝶"ever since【続】
「バカ
 
 ソラも
 お勤めご苦労さんっす!」

野太い声で言ってみた。

「おう、娑婆はいいねぇ

 でっ、何食いたい?」

「ソラ

 食べたい」

今度は、甘えた声で言ってみた

「即答だねぇ

 マジ?かよ」

私は、じーっと甘い瞳で貴方を
見つめてる。

いつもなら絶対、ここでソラは
堕ちるはずなのに

今日のソラ、堕ちない。

「ねえ
 
 押し倒さないの?」

私は、リクライニングシートの
ノブに触れてみた。
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