白緑蝶"ever since【続】
これでも急いで着替えて
きたのに出遅れた私。

また今夜も、娘に先を
越されてしまった。

お腹を痛めて生んだ我が子は
ソラを独占して私にニッコリ
と微笑んでみせた。

「ママ、いいでしょう?」

仕方ない、潔くママの負けは
認めてあげる。

「いいねぇ
 
 でも、あなたったら
 また今日も寝たふりして
 たのね
 
 寝たふりはダメだって
 ママ、言わなかったぁ?」

「だってぇ~」

「ほらっ、もうダメよ
 
 お部屋に戻って眠らなくちゃ
 さあ、行きましょう」

「おやすみ」

床に下ろされた少女は、プクー
とほっぺたを膨らませて不機嫌
な顔をしてみせる。
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