白緑蝶"ever since【続】
ズシッと重い体

「ねえ、ねえ、ねえ?」

バシバシと俺の体を叩く力は
限度を知らない為、結構痛い

「イタイ、誰だ?」

俺の上に乗って、くるくると
大きな瞳でこの俺を見つめる。

そして、小鳥の囀りのように
かわいらしい声が聞こえてくる

「パパの、おねぼうさん
 
 ゆら、ゾウさんみたい

 ゾウさんがみたいのぉ」

その声は、叶えて欲しい願い事
を俺に告げる。

「ああ、そうなの?」

「うん、だから、いこうよ
 どうぶつえん」

レコーディングが押して帰って
来たのは、朝方で、寝てなくて
仕上げたい仕事もある。

今日は、無理・・・

そんなことを言ってみても

「つれていってくれなきゃ
 ゆら、なく」
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