白緑蝶"ever since【続】
「・・・だな」

赤ちゃんのゆらがベッドメリー
を見つめて、ニコッと微笑んだ
あの時から俺は、そこにぶら下
がっていた、ぞうの歌をいつも
口ずさんできた。

子守唄なんて知らないし、俺の
持ち歌は赤ちゃんには刺激的。

『ぞうさん、ぞうさん
 お鼻が長いのねぇ♪』

スローなペースで歌うとゆらは
ほらっ、目を閉じ、そして眠る

『子守唄は、パパに
 任せちゃおっと』

『ママ

 歌ってみて?』

『ぞうさんぐらいなら
 私だって上手に歌えるよ

 ゾウさ~ん、ゾウ、さん
 ・・・』

俺が、ひわの唇を塞いだのは
言うまでもない。

後部座席では今、動物と戯れて
はしゃぎ過ぎたゆらが、眠りに
ついている。

「うさぎさんに触れた事
 
 ゆら
 あんなに喜んでたね?」

「ああ、欲しがってる犬
 誕生日に飼ってやるか?」

「うん、そうだね
 
 きっと、喜ぶわ」
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