白緑蝶"ever since【続】
ソラは過去に、例え一番の親友
が傷つくとわかっていても

彼女への想いを、愛を止める事
できなかった。

ソラに、過去に愛された人

彼女もまた、歌姫 UZUKI・・・

卯月さんはソラの特別な人だか
ら、この話が彼女だったら

やっぱり、嫌かも・・・

「ユラ、帰るか?」

「うん」

運転席に座る貴方を見つめる
私の右頬に触れる手。

左目、こめかみに触れた
柔らかな感触は、左頬へと移り
目を閉じた私の唇で止まる。

キス、キス、キス
離れては近づき触れる唇に
私はトロリと虚ろになる。
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