嘘偽りの愛しい体温-Ⅱ-
それから少ししてから、個室のベッドへとうつされ、おくるみでくるまれた赤ちゃんが看護師さんに抱かれてやって来た
「元気な女の子ですよ」
「女の子」
「おっぱいで抱いてあげて下さいね」
私はパジャマの前を開くと、小さな小さな赤ちゃんを胸に抱き込んだ
本当に小さい
おっぱいが欲しいのか、本能か口をもぐもぐさせながら小さな目を開いた
「里桜に似てるな」
「え、本当?」
「ああ、似てる」
蓮也は嬉し気に赤ちゃんの頬を人差し指で撫でる。