モンスター学園 partⅡ



な…に…今の目は。





それは充血したようにとても赤黒く濁った色が浮き出ていた。





彼は再び体をむくっと起こしてこっちに進んできた。





「おいおい、いきなりびっくりするじゃないか」




「……ご、ごめんなさい」




あたしは震える声を抑えた。




「わかったならいいんだ。君が僕に楯突くことは許されないんだからね?いいかい?」




「……はい」





あたしは彼の横に並んだ。


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