モンスター学園 partⅡ




こうして、痛みと戦っている間に


バラの根はどんどん深くなっているのだろう。






リオ…助けてよ。




あたしの事、守ってくれるんでしょ?






「……っっ!」


みんなに心配をかけたくないと言いながらもリオに助けてなんて思ってしまうあたしって最低だな…。





きっとあたしがこのまま死んだらみんなにも、リオにも迷惑がかかることがなくなる。


だったら…あたしは……




……死んだ方がいいのかな?





激痛との戦いは何時間にも及んだ。



寝ようと思っても痛みが眠りを妨げる。



気付くと朝になったらしく体の痛みは和らぎ、外は明るみを取り戻していた。






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