モンスター学園 partⅡ
「もういい。お前がそんな奴だったなんて…最低だな」
リオが冷たい目でにらんでくる。
「ハハハハ!だから、あたしは最初から最低な女なんだって!気づかないあんた達がおかしいのよ!!ま、最低って思ってくれてていいよ。その方があたしも楽だし」
「…ひどいよ……美姫」
レナが泣きながらあたしを見つめる。
お願い、そんな目で見ないで。
あたしは悪いやつだから。
それでいいんだから
あたしに光を見せないで。
「ふん。レナもお人よしが過ぎるよ。さっさとあたしの前からいなくなってくんない?マジで邪魔」
「……てめぇは、本当にクズ以下の野郎だな。見損なった」
リオは怒ってドアから出ていった。
「あたしも、もう美姫のこと…信じないから」
サナもドアへと走って行った。
「……お前、残酷なやつだな」
ルイはあたしの目も見ずにドアへ歩いて行った。
「……」
「行こう」
レナはリクトに支えてもらいながらもあたしに背を向け
出ていった。