寂しがりやの猫
けれど みんなの前でキスをするとき。

やっぱり 田村の真面目な顔を見て 吹き出してしまった。

ごめん、ごめん、と謝っていると 田村は またムッとして。
「駄目です。罸として 一生離しませんから」

と言って抱きしめてキスしてくれた。


みんなの冷やかす声も遠くに聞こえる。

田村の腕の中で 私は 又、幸せな涙を流した。




― fin ―

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