恋する24時
どうして
こんなことに
なってしまったんだろう?
あたしの部屋の天井が、揺れている。
熱い吐息が頬にかかって
彼の力強い腕が
あたしをしっかりと引き寄せる。
「――…ン、あっ!!」
甘い痛みが
あたしの中心から突き上げるように
全身に広がった。
「――…ぁあっ、……んンっ、……やめて、くだ、さい」
いきなりこんなこと
信じられない。
「……」
頭の中が麻痺して
思考力が、どんどんなくなってゆく。
「……すずき、さん、……お願い」
止めてもらわなくちゃ
何もかも
この快楽に消されて
どうでもよくなってしまう前に…――