恋する24時
直行で帰って来て朝一で仕事だもん
仕方ないよね?
「あっ、そうだコレ! みんなにお土産配っといて?」
「わぁ、やったぁ萩の月だぁ! ありがとうございます」
「うん、コレが一番外れないデショ?」
ウレシイ、甘いお菓子なんて久しぶり♪
「あ~、報告書と企画書とプレゼンデーター作んなきゃ……」
コーヒーをもう1杯注いで
美和先輩は
ずるずると自分のデスクに向かう。
「あっ、そうだBOXにある美和先輩のお使いって急ぎですか?」
「ん~? 午後一であれば平気よ」
「はい、ありがとうございます」
みんなのお使いを入れておく
お手伝いBOXを確認すると
郡司さんと同じ資料受け取りだった。
そんな遠くないし短時間で終わりそう
印南先輩が来るまでに
ファイリングも終わらせられそう。
10時前に出て
朝一で行っちゃおうっと。
「おはよう」