恋する24時
「……」
本当に、企画部の人達って
身体の中の水80%中の半分は
コーヒーで出来てる気がする。
「亜美ちゃん、何にする? オゴるから気にしないでたのみな?」
本当に嬉しそうな美知先輩。
先輩達のおかげで
コーヒーの種類店員さん並みに
覚えたかも知れないです。
「ありがとうございます、じゃあアイス・オレで……」
「OK、あたしは今日のおススメ見て決めようっと♪」
そう言って
空いている席を探そうと
店内を見ていると
「おっ! 印南くんに郡司くんみっけ♪」
あっ……
美知先輩の視線の先に
印南先輩と郡司先輩が
あっ、と言う顔でこっちを見ていた。
「お疲れ様です」
アタシは
ペコリと頭を下げて
美知先輩の動向を見ることにした。
「打ち合わせ? それともランチ?」
「ん~、たまたま合っただけ?」
首を傾げる印南先輩に
無言で郡司先輩が頷いた。
あぁ
さすが、水分80%の半分が
コーヒーな人達だ……。