恋する24時
「……」
あはは……。
ソレ、あんまりにも怖すぎて
思い出したくなかったりして
乃愛と連絡とれていれば
あんな所に行くことも
なかったんですけどね?
終わったことだし
結果的には
色々あったけれど
先輩の所に戻れたからよしとしたい。
「あっ! そうそう、これあげる~♪」
乃愛が
ベッドサイドの可愛い瓶から
1個取り出してアタシにくれた。
「? 何コレ?」
可愛い水玉柄のビニール袋に
何だか風船っぽいモノ?
「ふふふ♪ だって、明後日でしょ? 彼の部屋に行くの」
「うん?」
「あんた、初めてなのは分かってるけどゴムくらいは知ってるでしょ?」
ゴム?
「……」
ゴムって
うえぇぇぇ~っ!!??
「そのタイムラグ心配になるわ」
「の、乃愛? いらないよ、まだ全然早いよ?」
もらった袋を
アタシはあわてて乃愛に差し出した。