恋する24時
◆誰もいないキレイな部屋
「それで、本当に大丈夫なんですか?」
目の前で心配そうに
あたしを見る遥花に、癒されながら
ランチのパスタを頬張る。
うん、ここのは何食べても美味しい。
久々に来た営業フロアは
生方のフォローの為か
スクランブル発進で営業がほぼ0で
補佐ちゃん達に
代わる代わる『大丈夫ですか?』
攻撃を受けた。
見かねた遥花が
打ち合わせを兼ねた
早めのランチに誘ってくれて
やっと、一息ついた所だった。
「ちょっと打撲した所が地味に痛いけど、全然平気よ?」
「やっぱり無理してたんですね?」
むぅ、と怒っていても
遥花は可愛いい……。
「生方に比べれは、全然だよ、お見舞いに行ったんでしょ?」
「はい、面会解禁日に行ける同期たちと、生方はヘロヘロしてましたけど」
「あはは……、あたしが行った時も寝てたよ、……あと、貴梨香と由木は?」
あれから会っていないから
心配だったんだけど