恋愛の法則
第一章

高校の夏



七月の暑い日、照り返しが更に暑さをプラスしている。



私は高校一年生の草薙依恋。
今この暑さ以上に苛々を感じている物がある。



それは…―


「わっ!?」


いきなり誰かに肩を掴まれバランスを崩した。



「えーれんっ」


……ん、誰…?


私がきょとんとしていると、その人は言ったんだ。





「草野縁だよ」って――…
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