* 俺様な先輩 *
「まぁ……」
新垣くんはあたしに曖昧な返事をすると
一歩、一歩とあたしに近づいてきた。
「ごめんね?暴言吐いて」
まるで、犬をなだめるように。
だんだん顔が近づいてくる。
キスされそうな距離ではないけど
こんなに近い必要なんて全くない。
「あっあら…がき……くん?」
「…ははっ。本当にバカだよね?
前園って」
「……ぇ?」
新垣くんは突然声色が低くなると
正面からあたしの肩に腕を回した。