* 俺様な先輩 *
新垣くんはまだあたしの肩に
腕を回したままで
さらに顔を近づけてきた。
「アレ、俺の芝居だから。
情緒不安定で暴言吐くって
まじ笑えるんだけど?」
「……やっ…」
今はもうキスされそうなくらい
距離が近い。
新垣くん……あれ、お芝居だったの…?
ヒドいよ……。
何でこんなこと……ッ
「前園がまさかあんなテキトーな
芝居で俺を信じると思わなかったなー」
新垣くんは顔を近づけたまま、
目線だけ上を向いた。