同居、始めました!



靴を履いて外に出ると既に空は暗くて。





田舎町から見える満天の空はいつだって格別に綺麗だ。





「昔もこうやって俺がお前の事送り届けたよな」




思い出したのかクスクスと笑い出した航ちゃんにあたしは
何を言ってるのか分からなくて首を傾げる。



「もしかしてお前覚えてないのか?」



「うん、何?何かあったっけ?」




「まぁお前小さかったしな」



そう言う航ちゃんは空を見上げた。



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