同居、始めました!
「あの時のお前は本当に可愛かったなぁ~パパとママに怒られちゃうって泣いててさ」
「そんな事よく覚えてるよね?」
「まぁな、記憶力はいい方だし?」
「記憶力だけ、でしょ?」
「お前ってヤツは、本当に口だけは達者になって」
俺は悲しいよ..とか言いながらもクスクス笑ってる。
「でも本当、お前はいつだって変わらないよ。俺にとってはな」
「航ちゃん..」
「だからちゃんと話そう。納得いくまで、あの時と同じように俺も付き合ってやるからさ」
笑顔を見せてからぽんぽんと頭を優しく撫でた。