苦く甘い恋をする。
どれだけ声をあげようと、どれだけ体を触られようと。


興奮するどころか、かえって私の心は冷めていくばかりで……。


あぁ、結局今日も……、また同じだったかな……。


そんなむなしさが心も体も支配して。


「はぁ……」


甘い声にまぎれて、私はむなしいため息をひとつ吐き出した。


男とスル時、いつも思う。


どこに行ったら、私を満足させてくれる男がいるのだろう……と。
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