苦く甘い恋をする。
くぅぅ!!
コイツ、ムカつく!!


「もういい!!
これ、アイコラってことで片付けるから」


ふんっと鼻息荒く息を吐き出し、踵を返そうとした。


でも……。


「いやいや、おまえ。アイドルじゃねぇし。
そもそも、そんなことしても俺にメリットがない」


的確かつ冷静なツッコミが返ってくると……。


「あー!もー!! アンタ、なんなの!?
イライラする――っ!!」


私はとても正常ではいられなくなって、長谷川くんに掴みかかった。
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