苦く甘い恋をする。



「……き……キモッ!!」


長谷川くんの言葉から数秒後、叫ぶような愛海の声が聞こえた。


「征、アンタ、キモすぎ!!
大人のクセに、何言ってんの?」


「……悪い?」


「悪くないけど……。
でも、そんなの、もっとスマートにやってよね!!
ふたりっきりの時に、とか」


「…………」


「……っていうか、美姫!!」
< 257 / 388 >

この作品をシェア

pagetop