苦く甘い恋をする。
「…………」


「ま、昨日は? おやすみって言葉を、おまえにだけ言えて嬉しかったけど?」


「…………」


「それに……。夢の中では、おまえと……あんなことやこんなこと……」


「す……ストーップ!!
無理、無理、無理!! それ以上言われると、体中がかゆくなっちゃう!!
だから、もう、やめてっ!!」


ホンット、これ以上は無理!!


私は両腕を突っ張って、長谷川くんの体を押した。


それは、もちろん、恥ずかしかったから。
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