*ピンクドロップ*
***

+男side




「クッソいてぇ」


オレは尻を撫でながら立ち上がると、ポケットの中からタバコを取り出し、ライターを探す。



「しっかしあのガキが社長サマのいうクラキ アイリかよ……」



ライターを取り出すとタバコに火をつける。
頭に浮かぶのは、あきらかにまだ18にもなってない、ただガキだった。




「なにが“手をだすな”だよ……出す気すらならねーし」



ふぅ……とタバコの煙を吐きだした。


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