サンタクロースのキス
「アニー、アニー、起きなさい。まあ、こんなところで、ねむって風邪をひいたら、サンタクロースは来てくれないわよ」

 ママにゆり起こされて、アニーは、ちょっとの間、ぽけっとしていました。

 やっぱり、クリスマスツリーはきらきらきらきらしていたし、暖炉の火はあたたかで、おこりんぼうのママは、ママだったので、アニーは、うれしそうに、きゃっ、きゃっ、とお腹をかかえて、わらいころげました。

 ママも、お手伝いさんも、無邪気にわらうアニーを見て、幸せな気持ちになりました。
 





 このとき


 戦争の火は、アニーのすぐそばまで来ていました。
 


           
                  おしまい




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