極上★獄女~fight1~

真理亜の中でプツンと音がした


ち、



『近いっていってんだろぉがぁあ!』


と言って風雲児をぶっ飛ばした


ぴゅーんと5メートル先まで飛ばされた風雲児を見て真理亜は


はっ!やってしまった!!



と思ち風雲児が生きているか確認するため急いでかけよった


風雲児はムクッと起き上がると

『ぶっ、あははははははめっちゃ飛んだぁ~』

と爆笑していた


真理亜はぶっ飛ばされたのに子供のように笑ってある風雲児がおかしくてクスッと笑ってしまった


『あ、西天智さんはじめて笑ってくれた!!』
という風雲児の言葉に

え?はじめてって…確かにこの学校に来てから愛想笑いばっかりで心から笑ったことはなかったけどなんでそれを風雲児くんが?


と思ったので風雲児に聞いてみた


『なんで心から笑っているって分かるの?』

その言葉に風雲児は照れながら

『だって入学式から気になって西天智さんの事ずっと見ていたし…それにみんなに見せる笑顔はどこか寂しそうにみえたから』

つられて真理亜も顔が赤くなった

(え?ずっと見ていたってそれって…)


うさぎが真理亜の足にすりよる

この場の空気をかえたかった真理亜はうさぎを抱き上げ


『あの、風雲児くん殴り飛ばしてしまってごめんなさい。桜じゃなくて桃ちゃんどうしますか?』


風雲児は立ち上がりうさぎを真理亜からあずかり言った

『桜でいいよこの子はとりあえず家に戻すから桜に会いたくなったら僕の家においで』
と可愛らしくにっこり笑顔でさっていこうとした


でも途中で振り返り
『それと、僕のことは風雲児じゃなくて零って呼んでねぇー』


とウィンクをして走り去っていった


変なやつ…



そう思った時


キーンコーンカーンコーン♪


『ヤバい!余鈴だ!』


そういい自分の教室に向かって走っていった




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