万葉集を読む

226番

[番号] 02/0226
[題詞] 丹比真人[名闕]擬柿本朝臣人麻呂
    之意報歌一首
[原文] 荒浪尓 縁来玉乎 枕尓置
    吾此間有跡 誰将告
[訓読] 荒波に寄り来る玉を枕に置き
    我れここにありと誰れか告げなむ
[仮名] あらなみに,よりくるたまを,
    まくらにおき,われここにありと,
    たれかつげなむ
[左注]
[事項] 作者:丹比真人,柿本人麻呂,
    追悼,歌語り


荒波に寄り来る物は様々に
暮らしとどめし異国の人の

目が覚めて暗闇の中なにがなし
叫んでみるか我ここにあり
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