万葉集を読む

343番

[番号] 03/0343
[題詞] (<大>宰帥大伴卿讃酒歌十三首)
[原文] 中々尓 人跡不有者 酒壷二
    成而師鴨 酒二染甞
[訓読] なかなかに人とあらずは酒壷に
    なりにてしかも酒に染みなむ
[仮名] なかなかに,ひととあらずは,
    さかつぼに,なりにてしかも,
    さけにしみなむ
[左注]
[事項] 雑歌,作者:大伴旅人,讃酒,
    太宰府,奈良,福岡,地名


中中に人であるより猫にでもなりて日暮し
丸まり寝なむ

人なれば悩みもあれば悔いもある
中中なるを耐えて抜けでよ
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