万葉集を読む

37番


[番号] 01/0037
[題詞] (幸于吉野宮之時柿本朝臣人麻呂
    作歌)反歌
[原文] 雖見飽奴 吉野乃河之 常滑乃
    絶事無久 復還見牟
[訓読] 見れど飽かぬ吉野の川の常滑の
    絶ゆることなくまたかへり見む
[仮名] みれどあかぬ,よしののかはの,
    とこなめの,たゆることなく,
    またかへりみむ
[左注] (右日本紀曰 三年己丑正月
    天皇幸吉野宮 八月幸吉野宮 
    四年庚寅二月幸吉野宮
    五月幸吉野宮 
    五年辛卯正月幸吉野宮
    四月幸吉野宮者
    未詳知何月従駕作歌)
[事項] 雑歌,作者:柿本人麻呂,吉野,離宮,
    行幸,従駕,宮廷讃美,国見,地名


いまだ見ぬ吉野の奥の高見川
国栖の里あり春こそ行かん

国栖の里さらに辿りて千年の大杉いだく
夢叶えたし






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